[韓国]ムリーロ・エンリケはネット配信されるKリーグデビュー戦で世界へアピールできるか?

新型コロナウイルスの影響により、世界中のほとんどのリーグが中断、または開幕を延期しています。リーグを続行しているのは、ニカラグア、ベラルーシなど、ほんの一握りの国です。

そうした中で開幕延期、リーグ中断を余儀なくされている各国サッカーリーグの先陣を切り、5月8日に韓国Kリーグが開幕することが明らかになりました。

そして全州ワールドカップスタジアムで行われる全北現代と水原三星の試合は、YouTubeとTwitterを通じて生中継されることが決定。そこで、両チームに在籍する南米出身選手について調べてみました。

2020年5月8日現在、11人の南米出身選手(ブラジル10名、コロンビア1名)がKリーグクラブに所属しているものの、この両チームにはわずかひとり。

そのひとりが、Kリーグ3連覇中と絶対的な強さを誇る全北現代で10番を背負うMFムリーロ・エンリケです。

ユース年代の全国大会で準優勝を経験

ムリーロは1994年11月20日生まれの25歳。

2013年1月に行われたユース年代の全国大会、コパ・サンパウロ・ジュニオールにゴイアスの選手として出場。ムリーロはベンチスタートだったものの、チームは準優勝を飾ります。

ちなみにこの大会で8ゴールを挙げ、エースとしてゴイアスを準優勝に導いたのが、現在は横浜F・マリノスでプレーするエリキでした。この活躍により、彼は2013年にゴイアスのトップチームに昇格しています。

翌年の大会ではスタメンとして出場するもチームはグループリーグ敗退。前回大会のような好成績を残すことは出来ませんでした。

しかしムリーロはトップチームに昇格しました。当時、ユースチームを率いていたセサル・アウグスト監督は「(準優勝した)昨年のチームは組織面が優れていたが、(グループリーグ敗退した)今年のチームには優れたタレントが多い」と語り、そのひとりがムリーロだったようです。

参照記事:Segundo técnico da base, Goiás tem novas joias para servir equipe principal(2014年7月31日 globoesporte)

正確無比な右足でゴールを生み出す

2017年以降は期限付き移籍でチームを転々としたムリーロでしたが、2019年に在籍したボタフォゴ・サンパウロでは印象に残る活躍をしています。

ブラジル全国選手権セリエB第6節・クリシウーマ戦、第29節・グアラニ戦でFKを直接沈めるなど、このシーズンはチーム得点王となる9ゴールを挙げました。

今シーズンも契約を更新して、サンパウロ州選手権に出場していたものの、中断期間中に全北現代に電撃移籍を果たしています。

最大の武器は右足から繰り出す高精度のキック。そして左足も苦にすることなく、左右どちらの足からでも積極的にゴールを狙い、ゴールネットを揺らしています。シュート精度の高さはもちろん、その積極性が相手DFに当たってコースが変わったゴールなども生み出しています。

初めての国外移籍となる今シーズンの初戦。頼れる助っ人であることを示すためにも、積極的なシュートで得点という結果を残したいところです。

※韓国の状況や移籍の経緯など、ムリーロ・エンリケにインタビューした記事が掲載されています。
Murilo, brasileiro do Jeonbuk, relata volta do futebol na Coreia: “Chances são bem poucas de novas infecções.”(2020年5月8日 globoesporte)