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ブラジル代表、一新されたメンバーでリスタート

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ブラジルサッカー連盟(CBF)は17日、9月にアメリカで行われる国際親善試合のメンバー24名を発表した。

2022年まで契約を延長したチッチ監督の下、メンバーは一新された。2018FIFAワールドカップロシア大会で主力を務めたアリソン、チアゴ・シウバ、コウチーニョ、ネイマールらが招集された一方、マルセロ、パウリーニョ、ガブリエル・ジェズスらが選外となっている。

ブラジルは7日にアメリカ代表(@ニュージャージー州)、11日にエルサルバドル代表(@メリーランド州)と対戦する。

メンバーは次の通り(※印はW杯ロシア大会メンバー)。

<ブラジル代表>
▽GK
アリソン(ローマ/ITA)※
ウーゴ(フラメンゴ)
ネト(バレンシア/ESP)
▽DF
ファギネル(コリンチャンス)※
フィリペ・ルイス(アトレティコ・マドリー/ESP)※
マルキーニョス(パリ・サンジェルマン/FRA)※
チアゴ・シウバ(パリ・サンジェルマン/FRA)※
フォビーニョ(リバプール/ENG)
アレックス・サンドロ(ユベントス/ITA)
デデ(クルゼイロ)
フェリペ(ポルト/POR)
▽MF
カゼミーロ(レアル・マドリー/ESP)※
フレッジ(マンチェスター・U/ENG)※
フィリペ・コウチーニョ(バルセロナ/ESP)※
レナト・アウグスト(北京国安/CHN)※
アルトゥール(バルセロナ/ESP)
アンドレアス・ペレイラ(マンチェスター・U/ENG)
ルーカス・パケッタ(フラメンゴ)
▽FW
ウィリアン(チェルシー/ING)※
ドウグラス・コスタ(ユベントス/ITA)※
ネイマール(パリ・サンジェルマン/FRA)※
フィルミーノ(リバプール/ING)※
エヴェルトン(グレミオ)
ペドロ(フルミネンセ)

ブラジル代表、チッチ監督が契約更新

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CBF(ブラジルサッカー連盟)は25日、ブラジル代表を率いるチッチ監督との契約を2022年に開催されるワールドカップカタール大会まで延長した。

チッチ監督は2016年6月、解任されたドゥンガ監督の後任としてブラジル代表監督に就任。就任時点で6位と低迷していたワールドカップ南米予選で9連勝するなど、4試合を残して本大会出場を決めた。

26試合20勝4分2敗、ロシア大会ではベスト8(準々決勝敗退)に終わったが、ここまでの手腕が評価される形となった。ワールドカップをまたいで同じ監督が指揮をとるのは、3位となった1978年アルゼンチン大会以来40年ぶりのこと。

アメリカ、ウルグアイとの国際親善試合が組まれている9月のアメリカ遠征が第2次チッチ政権のスタートとなる。

コリンチャンス、シーズン最初のクラシコでサンパウロを撃破

1月17日に開幕したサンパウロ州選手権。第1ステージでは16チームが4グループに分かれ、他グループに属する12チームと対戦する。各グループの上位2チームが決勝トーナメントへ進む。27日、28日には各地で第4節が行われた。

昨シーズンの覇者コリンチャンスは開幕戦でポンチプレッタに不覚をとった。その後は2連勝して、シーズン最初のクラシコとなるサンパウロとの一戦に臨んだ。

試合はいきなり動いた。開始早々の2分、コリンチャンスはジャッジソンは左へ叩くと、サイドを駆け上がった左SBジュニーニョ・カピシャーダが中央へ折り返す。このボールをロドリギーニョがダイレクトでスペースに押し出すと、そこにフリーで走りこんできたジャッジソンが左足ダイレクトで逆サイドのゴールネットを揺らした。

対するサンパウロはサイドを起点にして反撃を試みる。25分にはシャイロンの強烈な左足シュートがゴールを襲うが、ボールはゴールポストに阻まれた。だがその1分後、右サイドからグラウンダーのパスが放たれると、これに反応したブレネルが押し込み、試合を振り出しに戻す。

コリンチャンスも30分にFKからカジンがゴールネットを揺らすが、ハンドの判定でゴールは認められず。その3分後にCKを獲得すると、右サイドからのCKにパラグアイ代表DFファビアン・バルブエナが打点の高いヘディングで合わせて勝ち越しに成功する。

後半は互いにチャンスを作りながらスコアは動かず。2−1でコリンチャンスが逃げ切った。3連勝で勝ち点9としたコリンチャンスはグループAの首位を守っている。

コリンチャンスが公式Twitterアカウント(@Corinthians)で実施したアンケートでは、決勝点をあげたバルブエナが先制ゴールのジャッジソンを抑えてマンオブザマッチに選ばれている。

バルブエナは2016年にリベルタからコリンチャンスに加入。昨シーズンはブラジル全国選手権で32試合出場4得点の成績を残し、リーグ優勝に貢献している。今シーズンは前節に続き、今節もゴールを挙げ、コリンチャンスでの通算得点を10としている(通算出場は108試合)。今年いっぱいの契約延長についてもブラジルメディアで取りざたされており、その活躍と去就に注目が集まる。

神戸を退団のネルシーニョ、9年ぶりに母国復帰

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クラブに全国タイトルをもたらした指揮官が9年ぶりの帰還を果たした。

スポルチは11日、今年8月にヴィッセル神戸の監督を解任されたネルシーニョと1年契約を結んだと発表。12日にはクラブで記者会見を開いた。

「戻ってこられてとても幸せだが、責任の大きさも感じている。私の役割はかつてと同様に、チームを勝利へ導くこと。サポーターはより良い結果を私に期待している。日本での9年間で私はより多くの経験を積んだ。ブラジル人のグループを理解することは、日本人のそれより簡単だ。少なくともコミュニケーションは難しくない」

参照:Ele está de volta! Sport oficializa contratação de Nelsinho Baptista

復帰を喜び、責任の重さを実感するネルシーニョ。長期に渡って、母国を離れていたことへの不安を打ち消した。

ネルシーニョは2008年から09年シーズン途中までスポルチを率いた。08年には州選手権を連覇したほか、コパ・ド・ブラジルを制覇。クラブに全国タイトルをもたらしている。

09年のシーズン途中に解任されると、同年7月に柏レイソルの監督に就任。J2優勝、J1優勝、クラブワールドカップ出場など輝かしい成績を残す。今年8月には15年から指揮を執っていたヴィッセル神戸の監督を解任されていた。

★★★

今シーズンのスポルチは不振を極めた。スポルチは今シーズンのブラジル全国選手権で残留ギリギリの15位でフィニッシュ。コリンチャンスとの最終節で1−0の勝利を収め、降格圏内から脱出してようやく残留を決めた。コパ・リベルタドーレスはもちろん、コパ・スダメリカーナの出場権も逃している。

監督もネイ・フランコ、ダニエル・パウリスタ、ルシェンブルゴと目まぐるしく入れ替わった。ルシェンブルゴ解任後に返り咲いたダニエル・パウリスタがシーズン終了後に解任。当初、ネルシーニョとの交渉が進まず、クラブはパウロ・アウトゥオーリ監督の招聘に動いたがこれも不調に終わる。週明けにネルシーニョとの交渉がようやくまとまり、発表にこぎつけた。

来年1月には州選手権、続いてコパ・ド・ブラジルが開幕する。これからチームに編成に取り掛かることを考えれば、残された準備期間は1ヶ月に満たない。そんなネルシーニョにとって、国内の大会に専念できることは好都合かもしれない。まずは2連覇のかかった州選手権でお手並み拝見だ。

ブラジル全国選手権、MVPは生まれ変わったジョーが受賞

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「プロサッカー選手として、今日からぼくは変わるんだ」

今シーズン開幕直後、サンパウロ州選手権でのパルメイラスとのクラシコ前夜のことだった。コリンチャンスのFWジョーはこう言って、妻のクラウジアさんに自身の決意を明かしたという。

翌日、ベンチスタートとなったジョーは0−0で迎えた85分にピッチへ送り出される。試合の均衡が破れたのはそのわずか2分後、スペースに飛び出したジョーが飛び出してきたGKより一瞬早くボールに追いつき、左足でゴールに流し込んだのだ。本拠地アレーナ・コリンチャンスでサポーターの前で決めたこのゴールが文字通り、ジョーのスペクタルなシーズンの始まりとなった。

6ゴールを挙げて州選手権優勝に貢献すると、ブラジル全国選手権では18ゴール。エンリケ・ドウラード(フルミネンセ)とともにリーグ得点王に輝いた彼は、今シーズンのMVPに選出されたのである。

★★★

ジョーがプロデビューを飾ったのは2003年、まだ16歳の時だった。3シーズンでブラジル全国選手権83試合出場13ゴールの成績を残すと、05年にはロシアのCSKAモスクワに移籍する。ここでも3シーズンで78試合出場44ゴールと期待に応えると、ついにビッグクラブの目に留まる。

順風満帆にキャリアを積み重ねているように見えたが、ジョーの苦難はここから始まった。移籍したマンチェスター・シティでは定位置を確保することはできず、エバートン、ガラタサライへローンに出される。彼の居場所はマンCにはなかった。そして11年7月、6シーズンの欧州挑戦にピリオドを打ち、インテルナシオナルへの移籍を決めたのである。

復活の兆しが見えたのは、シーズン途中にアトレチコ・ミネイロへ移籍した2012年。ブラジル全国選手権ではキャリアハイとなる10ゴールを挙げ、翌年には負傷したレアンドロ・ダミアン(インテルナシオナル)の代役としてブラジル代表に追加招集された。コンフェデレーションカップの日本戦では代表初ゴールを決めている。14年にはブラジルワールドカップにも出場した。

しかしワールドカップ後は徐々に出場機会を失い、15年には再び国外へ。アルシャバブ(UAE)、江蘇蘇寧(中国)とアジアのクラブを渡り歩いた末、今年は12シーズンぶりに古巣への復帰を果たした。

大きな期待を背負っての古巣復帰だったのかと言えば、そうではないことは先述したクラシコでベンチスタートだったことでも明らか。パルメイラス戦でのゴールはジョーにとって、大きな転機となったのではないか。

「サポーターに助けられながら良いシーズンを送ることができて幸せだ。ぼくを信じてくれた全ての人に感謝したい。そしてこの賞を仲間たちに捧げたい。彼らがいなければ成し遂げることはできなかった」

参照:Atacante Jô é eleito craque do Brasileiro

授賞式では周囲へ感謝の言葉を述べたジョー。これまで幾度も苦しい立場に立たされながら立ち上がってきた。来シーズンはこの好調を止めることなく、さらなる飛躍を目指したい。

日本と対戦するブラジル代表、欧州遠征のメンバーを発表

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ブラジル代表のチッチ監督は20日、11月に行う欧州遠征のメンバー25名を発表した。W杯南米予選を首位通過したブラジルは10日に日本と、14日にイングランドと対戦する。

<ブラジル>
▽GK
アリソン(ローマ/ITA)
カッシオ(コリンチャンス/BRA)
エデルソン(マンチェスター・シティ/ENG)
▽DF
アレックス・サンドロ(ユベントス/ITA)
ダニエウ・アウヴェス(パリ・サンジェルマン/FRA)
ダニーロ(マンチェスター・シティ/ENG)
マルセロ(レアル・マドリー/ESP)
ジェメルソン(モナコ/FRA)
マルキーニョス(パリ・サンジェルマン/FRA)
ミランダ(インテル/ITA)
チアゴ・シウヴァ(パリ・サンジェルマン/FRA)
▽MF
カゼミーロ(レアル・マドリー/ESP)
ヂエゴ(フラメンゴ/BRA)
フェルナンジーニョ(マンチェスター・シティ/ENG)
ジュリアーノ(フェネルバフチェ/TUR)
パウリーニョ(バルセロナ/ESP)
フィリペ・コウチーニョ(リバプール/ENG)
レナト・アウグスト(北京国安/CHN)
ウィリアン(チェルシー/ENG)
▽FW
ヂエゴ・ソウザ(スポルチ・レシーフェ/BRA)
ドウグラス・コスタ(ユベントス/ITA)
フィルミーノ(リバプール/ENG)
ガブリエル・ジェズス(マンチェスター・シティ/ENG)
ネイマール(パリ・サンジェルマン/FRA)
タイソン(シャフタール・ドネツク/UKR)

現実的なサッカーで勝ち点3、グレミオがフラメンゴとの上位対決制する – ブラジル全国選手権第13節

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第12節まで3連敗と調子が上がらず、4位(勝ち点22)まで順位を落としていたグレミオは7月13日にアウェイでフラメンゴと対戦。25分にFWルアンが挙げた虎の子の1点を守りきり、1−0で勝利を飾った。

「ブラジルで最もきれいなサッカーをしている」と、グレミオの指揮官、ヘナト・ガウショ監督は過去の記者会見でこう話していたという。だがこの日の試合では、同監督が自負するパフォーマンスがピッチで発揮されることはなかった。

「フラメンゴはよく訓練されている。クオリティも非常に高い。あまりきれいなサッカーではなかったかもしれないが、勝ち点3を得たのは我々だ」。ヘナト・ガウショ監督も低調な試合内容については否定しなかったが、勝利を強調した。

★★★

開始早々の3分にフラメンゴのDFミゲル・トラウコがFKのこぼれ球をシュートに持ち込むなど、グレミオは立ち上がりから劣勢に立たされる。それでも最初のピンチをしのぐと、徐々に反撃に転じていった。コンパクトな守備陣形からフラメンゴの最終ラインに圧力をかけ、狙いを定めてボールを回収。主導権を引き寄せた。

試合の均衡が破れたのは26分。グレミオは右サイドからのボールをルアンが受けると、挟み込んで奪おうとする相手のプレスを巧みなキープでかわして前を向き、さらに追いすがるDFを置き去りにしてペナルティエリアに侵入。右足シュートをゴール右隅に決め、今シーズン5ゴール目を挙げた。

その後はホームで負けられないフラメンゴの攻勢をしのぐ展開となったが、負傷した正GKグローエの穴を埋める若手GKレオの好守などで粘り強く対応。前半終了間際の44分にはMFエヴェルトン、58分には途中出場のジェウヴァニオのシュートが強襲するが、クロスバーにも助けられた。終盤にはふたたびラインを押し上げて相手の攻撃の芽を摘み、逃げ切りに成功した。

★★★

フラメンゴを退けたグレミオは勝ち点を25に伸ばした。2位に返り咲きを果たしたが、リーグを独走する首位・コリンチャンスとの10ポイント差は変わらない。それでも諦めないヘナト・ガウショ監督は、次のように持論を展開する。

「コリンチャンスはここまで素晴らしいプレーをしており、それに見合った勝ち点を得ている。それを否定したくはないが、望外な出来だ。コリンチャンスもじきにペースダウンするだろう。スタートダッシュの勢いのままゴールできるチームはない」

<ブラジル全国選手権 第13節>
2017年7月13日(木)19:30Kickoff@エスタジオ・ルーゾ・ブラジレイロ
フラメンゴ 0-1 グレミオ
▽得点経過
25″ ルアン(グレミオ)