ブラジルで最も伝統と歴史のあるユース年代のサッカー大会、コパ・サンパウロ。毎年1月にサンパウロ州で開催され、ブラジル全国から強豪チームが集結するこの大会は、単なるサッカー大会にとどまらず、ブラジルサッカー界の未来を担う若き才能を発掘する場として重要な役割を担っています。そして、ブラジルの新しいシーズン開幕を告げる風物詩として、多くのサッカーファンから注目を集めています。
2025年のコパ・サンパウロは1月3日に開幕。ブラジル全土から128チームが集まり、32グループに分かれてグループステージが行われました。4日に初戦を迎えたアトレチコ・パラナエンセU-20(以下、アトレチコ)は、グループステージを2勝1敗の成績で2位通過。決勝トーナメント(ラウンド64)に進出しました。
13日に行われたラウンド64のノボリゾンチーノ戦では、アトレチコが2-0で勝利。次のラウンドへと駒を進めました。オザスコで行われた試合は、非常に激しいものとなりました。アトレチコはカウンターで効果的に相手を打ち破り、堅固な守備で試合をコントロール。前半にルーカス・アモリム、後半にグスタボ・ゴメスがゴールを決め、勝利を確実にした。デイヴィソンとカロス・エドゥアルドの活躍も光った。一方、ノボリゾンチーノはボール支配率で上回ったものの、決定的なチャンスを決めきれずに敗退しています。
15日に行われる決勝トーナメント2回戦(ラウンド32)では、グループリーグで対戦して敗れているオサスコ・アウダックスとの再戦が決まりました。アトレチコにとってはリベンジを誓った一戦となります。
参考記事:GE